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TOP > お茶屋体験と金沢の冬のおいしい味覚を堪能
ひがし、にしと並ぶ金沢三茶屋街の一つに数えられる主計町(かずえまち)茶屋街。浅野川大橋のたもとから川沿いに広がり、木虫籠(きむすこ)と呼ばれる出格子の独特のお茶屋建築が並び、とても風情があっていい感じ。夕暮れどきには空も川面も薄紫に染まり、お茶屋さんや料理屋さんに明かりがともった様子は、ほんとうにロマンチックです。
今回、お座敷体験をしたのは仲乃家さんです。茶屋街に入って数軒目の角家で、石碑の目に前にあります。
ワクワクドキドキしながら案内されたのは、浅野川を見下ろす2階の座敷。きみ代さんに続き、日本髪姿も艶やかな芸妓の桃太郎さんと、こと乃さんの2人が登場。きみ代さんの三味線に合わせて踊りを披露してくれました。七丁目、八丁目なんていう楽しげなお座敷唄もあって、ちょっとリラックス。
踊りのあとはお茶と和菓子で休憩タイム。踊っている時とは違い、とても気さくに話しかけ緊張をほぐしてくれるのに、美しい芸妓さんを目の前にして、なんだかまだぎこちない感じの私たち。
いよいよお座敷芸体験の時間が。三味線に太鼓が揃い、まずは芸を堪能。ドンドンツクツと、こと乃さんの太鼓のバチさばきに見とれ、桃太郎さんの唄声に聞き惚れていると、私たちもお稽古です。太鼓の前に座り、芸妓さんの手元に合わせてドンツクツ。次は勝った人が太鼓をたたき負けた方はその場でぐるっと一周りする「おまわり、ヨイヤサー」という遊び。次第にみんなノリノリになり、アドリブも出る楽しいお座敷体験ができました。
今から420年以上前、前田利家公御用達の酒造り職人として、尾張の国から殿様のお供をしてやってきたのがやちや酒造の始まりだそうです。およそ200年前の建物は文化庁登録有形文化財に指定されていて、どこを見ても伝統の重みが伝わってきます。
見学が終わると試飲ができるんですよ。大吟醸や有機米の純米酒、日本酒ベースの梅酒など11種類が揃い、自由に試飲できます。注いで注がれて私たち、なんだかフワッと幸せな気分で〜す(*^_^*)!
酒造りに不可欠なのは米、水、杜氏の三要素。やちや酒造では酒造りは米作りからという考えから、大部分は10軒の契約農家で栽培する酒造好適米の五百万石を使用しているそうです。11月から翌年3月までが酒造りの期間で、今がその真っ最中と説明してくださる相談役の神谷文夫さん。
冬でも温度30℃、湿度50〜60%あるという麹室(こうじむろ)で麹を造りますが、昔も今も女性の入室はご法度だとか!? 今回体験したのは酒母(しゅぼ)に麹、蒸し米、水を1:2:3の割合で加えてタンクに仕込んだ醪(もろみ)を混ぜる、櫂入れという作業。酵母菌の働きを調整する仕事だそうですが、これが重い!長さ4mもあり、空のタンクに入れても重いのに、醪が入っていたらとんでもない重労働だと実感しました。大変だったけど、お米を一生懸命アルコールに変えてくれていると思うと、酵母が愛おしい、って思っちゃいました。
※プレ体験では時期的に実際の櫂入れはできませんでしたが、1月の本番は見学も体験もできます。
続いて私たちが向かったのは、冬の金沢伝統の味、かぶら寿しで有名な四十萬谷本舗。
毎年食べていても作るのは初体験のかぶら寿し。そこで指導してくれるのは製造課長の中川博由さん。材料の塩漬けかぶら・ブリ、人参、麹、重石が準備され、スタート。でもその前に手袋とマスクは忘れずに! もし納豆を食べた後だと、納豆菌が麹をダメにするそうですよ。
かぶらの大きさに合ったブリの切り身を奥までギュッとはさみ込みます。これはブリがあとで抜けないコツだとか。
麹を漬け桶の底全体にはうっすらと、ブリをはさんだかぶらの片面にはたっぷりと塗り、平らにかぶらを桶に並べます。厚めに塗らないとでき上がりが塩辛くなりますよ。一段並べたら隙間に麹を入れ彩りに人参を散らし、同様に二段目を漬けます。その上に重石をのせたら一週間で食べられます。乳酸菌は蔵の中に棲みついていて、かぶら寿し1gに1億個生きているんですって(*_*)。初めは素材それぞれの味がバラバラだけど、日ごとに発酵が進んでまろやかで美味しくなるそうです。毎日汁のお味をみて、これでOK!と思ったら、漬け汁を捨てて冷蔵庫に入れ、発酵を止めましょう。
金沢の伝統芸能とお酒、そして伝統の味。皆さんも体験してみませんか。
お茶屋体験と酒造り試飲宴会
実施日時◆平成22年1月30日(土)13:00〜16:30
開催場所◆主計町茶屋街、大樋町 やちや酒造
定員◆20人(定員に達し次第締め切り)
参加費用◆1人9,000円(生酒720mlつき)
翌日は、かぶら寿しの漬け込み体験など、「四十萬谷本舗」を訪れるオプションプランがあります。
お申し込み・問い合わせ
金沢市観光協会 電話/076-232-5555(平日9:00〜17:30)
インターネットからのお申込みはこちら
スポット情報
<やちや酒造>
電話/076-252-7077
所在地/金沢市大樋町8番32号
営業時間/9:00〜17:30
定休日/日曜(月曜祝日の場合は月曜)
交通/鳴和・大樋町バス停からすぐ
駐車/無料
HP/
http://www.yachiya-sake.co.jp/
(体験情報)
酒蔵見学
料金/1回 300円(税込・酒蔵見学券は売店でのお買上げの際に300円の割引券として使用できます)
所要時間/約40分
酒造りと蔵元座敷の試飲宴会
■非公開の座敷でお庭を愛でながらの試飲宴会はいかがですか?
実施日時/1月中旬〜2月末の土曜日 15:00〜
定員/1回につき10〜15人
料金/1人6400円 要予約
<四十萬谷本舗>
電話/0120-41-4173
所在地/金沢市弥生1丁目17-28
営業時間/9:00〜19:00(平日) 9:00〜18:00(日曜、祝日)
定休日/月1回月曜日 不定休
交通/沼田町バス停からすぐ
駐車/無料 7台
HP/
http://www.kabura.jp/
(体験情報)
かぶら寿しの漬け込み体験
実施日/冬季11月〜3月(ただし12月は除く)
所要時間/40分
定員/1回につき5〜20人
料金/1人3,150円 要予約